第15章 熱なら医者に行けよ、なんで俺に連絡してくるんだ?

中野家の別荘。

中野蓮はまたしても長谷川栞に電話を切られ、悔しさと同時に腹が立って仕方なかった。

自分はただ、美希おばさんと遊ぶのが好きなだけだ。パパだって美希おばさんのこと、けっこう好きそうなのに。なのにママは、どうしてあんなに心が狭いんだ。

「ママなんて、ママに向いてない! いい大人のくせに、子どもの俺と張り合うとか意味わかんない!」

「もう二度と、ママって呼ばない!」

怒りに任せて、吉永琴子のスマホを床に叩きつけそうになる。琴子が慌てて受け取り、なだめるように言った。

「若様、そんなこと言ってはいけません。奥様はきっとお忙しいだけですし、何か誤解があるのかもしれません」

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